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手術のタイミング
心臓は4つの部屋と4つの弁で構成されていますが、様々な原因によって十分に働かなくなった状態を『弁膜症』と言います。
弁膜症には『狭窄症』と『閉鎖不全症』があります。弁の開きが悪くなって血液が心臓の部屋から流れにくくなる状態を『狭窄症』、弁の閉じ方が悪くなって一旦押し出した血液がまた元の心臓に戻る状態を『閉鎖不全症』と呼びます。ここでは4つの弁のうち、手術患者さんの数が多い大動脈弁と僧帽弁について説明します。
 
三澤 吉雄 先生
自治医科大学外科学講座
心臓血管外科学部門 教授
(ご略歴)
1978年: 自治医科大学医学部医学科卒業
1988年: 自治医科大学胸部外科学講座助手
1990年: 自治医科大学胸部外科学講座講師
1995年: McGill 大学(Montreal, Canada) 留学
2001年: 自治医科大学胸部外科学講座助教授、大学院助教授
2004年: 自治医科大学外科学講座
心臓血管外科学部門教授
2006年: 自治医科大学附属病院
循環器センター長

私たち心臓血管外科医師は、
患者さんの“健康で長生き”を
サポートできることを望んでいます。


【心臓血管外科専門医認定機構】
   
大動脈弁について
『大動脈弁狭窄症』の患者さんでは、狭心症や失神発作、心不全などが出現すると急速に死亡する可能性が高くなります。また、『重症の大動脈弁狭窄症』は、仮に無症状であっても手術を受けないと急速に死亡する患者さんが増加します。
僧帽弁について
『重症の僧帽弁閉鎖不全症』の患者さんでは、症状がなくても診断後早期に手術をすると、手術をしない患者さんに比べて生存率が良好です。
『僧帽弁狭窄症』の患者さんでは、歩行時や階段昇降時などの息切れの症状があれば、手術を施行しないと生存率が急激に低下します。
手術時の年齢について
高齢だから手術ができないなどの基準はありません。80歳代でも日常生活を営まれている患者さんであれば手術をしています。80歳を超えているとの理由から手術適応から除外されることはありません。
弁膜症治療のポイント
1. 弁膜症では症状が出たら手術を考慮する。
2. 弁膜症によっては無症状であっても早期手術を考慮しなければならない。
3. 手術によって通常の日常生活が可能になる。
4. 高齢との理由だけでは手術を見送ることはない。

私たち心臓血管外科医師は、
患者さんの“健康で長生き”をサポートできることを望んでいます。


それぞれ具体的に解説していきます。こちらからご覧ください。


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